中伊豆の山中で手間と愛情をかけて栽培しています
静岡は優良なわさびが栽培されていることで有名ですが、真妻わさびの栽培の知識と経験があるわさび農家は全体のおおよそ3分の1程度です。
真妻わさびの栽培には多くの手間がかかります。扱いが難しく、繊細な植物でもあるので、常に目を配らなくてはなりません。
真妻わさびの栽培には、ミネラル水、日照量、苗と苗の適度な間隔、肥えた土壌など、欠かせない条件が数多くあります。自然の要素をうまく取り入れ、完全に無農薬で栽培しています。わさび田は、その美しい段々畑と畳石式栽培が世界農業遺産に登録されています。
わさび農家の次男でしたが、跡を継ぎ、静岡県の美しい山に囲まれた中伊豆で30年以上、こだわりのわさび栽培をしています。
「見た目だけでなく、辛味、風味、色、甘みにもこだわったわさびづくりをしています。ブランドである中伊豆産のわさびを口にして、自慢の風味と品質をぜひ感じてください。」
高村さんは、先代からわさび農家を引き継いだ父親から、わさび栽培の知識を教わりました。優良なわさびを作ろうという、代々伝えられてきた「こだわり」の栽培方法が、この高品質なわさびを生み出してきたのです。今、高村さんは受け継がれてきたわさび栽培の技術を、ご自分の息子さんにも伝えています。
高村さんのお店の「たか惣」という屋号は、「惣作」さん、「惣蔵」さん、「惣衛」さんと、曽祖父のころから名前に「惣」が付いていたことに由来しています。ちなみに、高村さんの息子さんのお名前は「惣一郎」さんで、ちゃんと「惣」が付いています。