美しい山々に囲まれた静岡県の中伊豆で、高村範利さんは30年以上わさびを栽培しています。高村さんは、先代からわさび農家を引き継いだ父親から、わさび栽培の知識を教わりました。優良なわさびを作ろうという、代々伝えられてきた「こだわり」の栽培方法が、この高品質なわさびを生み出してきたのです。今、高村さんは受け継がれてきたわさび栽培の技術を、ご自分の息子さんにも伝えています。
品種によって味や特徴が異なります
真妻わさびは、わさび種の中で高い評価を受けています。土の香り、まろやかな舌触り、辛味だけでなく甘みも備えており、豊かな味わいを楽しむことができます。わさびの根はとても小さいので、その分栄養分が凝縮され、深い味わいを生み出します。優しくすりおろすと、すりおろされたわさびに香りが立ちます。わさびは生のままで食べることをお勧めします。生でないと、せっかくの風味が消えてしまいます。